田中太郎
ターミナルを見やすくしよう!
ターミナルを改良してみる
zshのターミナルはデフォルトでは簡素なので改良してみます。
環境
centOS 7
zsh
vagrant
サンプルコード
zshrcに下記を追加します。
.zshrc
export PS1="%F{green}[%n@%m](%?)%~%f"$'\n'"%F{green}%#%f"
そして更新すると、以下のように表示されます。
解説
以下の表を参考に、ターミナルに表示したい情報を選択します。
文字 | 意味 |
%M | ホスト名.ドメイン名 |
%m | ホスト名 |
%n | ユーザ名 |
%# | % or # (local or root) |
%y | ログイン端末名 |
%? | コマンドの戻り値 |
%h | コマンドの実行数 |
%d | フルパス |
%~ | ホームからの相対パス |
%C | カレントディレクトリ |
%c or %. | カレントディレクトリ(ホームのときは~) |
%D | YY-MM-DD |
%W | MM/DD/YY |
%w | Day DD |
%* | HH:MM:SS |
%T | HH:MM |
%F{color}…%f | …の色を変える |
$’\n’ | 改行する |
%M
ホスト名.ドメイン名が表示されます。
%m
ホスト名が表示されます。
%n
ユーザ名が表示されます。
%#
ローカル権限のときは%,root権限を持っているときは#が表示されます。
%y
ログイン端末名が表示されます。
%?
直前のコマンドの戻り値が表示されます。
直前のコマンドが成功していれば0, 失敗していれば0以外が返ってきます。
%h
コマンドの実行回数が返ってきます。
%d
フルパスを表示します。
%~
ホームディレクトリからの相対パスを表示します。(ホームディレクトリは~)
下の例は、ホームディレクトリ下にあるworkというディレクトリにいるときです。
%C
カレントディレクトリを表示します。
%c
カレントディレクトリを表示します。(ホームディレクトリにいるときは~)
%D
YY-MM-DDの形で日付を表示します。
%W
MM/DD/YYの形で日付を表示します。
%w
曜日 日 の形で日付を表示します。
%*
HH:MM:SSの形で日付を表示します。
%T
HH:MMの形で日付を表示します。
%F{color}…%f
%F{color} と%f で囲んだ範囲の色を変えられます.
colorは以下から選べます。
色番号 | 色 |
0 | black |
1 | red |
2 | green |
3 | yellow |
4 | blue |
5 | magenta |
6 | cyan |
7 | white |
$’\n’
改行することができます.
export SP1=”…$’\n'”
とすると上手くいきませんでした.改行は””の外に出してください.
export SP1=”…”$’\n'”…”
まとめ
zshのターミナルの変更方法について説明しました。
皆さん独自のターミナルに改良してみてください。
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