はじめに
Linux環境(CentOS7)でSystemC 3.0の環境を作成します。
gccが/usr/local/binにインストールされていること、bashを利用していること前提です。
手順
任意のディレクトリに移動してSystemCをクローンします。
sudo git clone https://github.com/accellera-official/systemc.git
移動してWorkディレクトリを作成します。
cd systemc
mkdir build
cd build
下記コマンドを実行します。
sudo ../configure "CXXFLAGS=-std=c++17" "CXX=/usr/local/bin/g++" CC="/usr/local/bin/gcc" --prefix=/usr/local/systemc-3.0.0
下記コマンドでインストールします。
sudo make install
インストールが完了したら、~/.bashrcに環境変数を追加します。
# GCC, G++
export PATH=/usr/local/bin:$PATH
export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib64:$LD_LIBRARY_PATH
# SystemC
export SYSTEMC_HOME="/usr/local/systemc-3.0.0/"
export LD_LIBRARY_PATH=${SYSTEMC_HOME}/lib-linux64:$LD_LIBRARY_PATH
環境変数を反映させます。
source ~/.bashrc
これで環境作成は完了です。
では、「Hello World」で動作確認を行います。
main.cpp
#include <systemc.h>
int sc_main(int argc, char *argv[]){
printf("Hello world\n");
return 0;
}
下記コマンドでコンパイルします。
g++ main.cpp \
-I ${SYSTEMC_HOME}/include/ \
-L ${SYSTEMC_HOME}/lib-linux64/ \
-std=c++17 -lsystemc -lm
実行して下記のように表示されれば成功です。
./a.out
SystemC Version
# 省略
Hello world
まとめ
Linux環境でsystemC の環境を作成しました。
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