
田中太郎
lsコマンドの結果を見やすくするために色付けします
lsコマンドの結果に色を付ける方法
lsコマンドに以下のオプションを付けることで、結果に色を付けることができます
ls -F --color=auto-F:「*」,「/」,「-> or @」がファイルにつくようになります
| * | 実行ファイル |
| / | ディレクトリ |
| -> or @ | シンボリックリンク |
色付けには関係ないですが、便利なのでaliasしておきましょう
–color=auto:lsの表示結果に色付けします
デフォルトの色でも十分見やすいですが、環境変数「LS_COLORS」を編集することで自由に色付けできます
LS_COLORSを編集して色を自由に変更する
環境変数「LS_COLORS」を設定することで、自由に色を変更することができます
export LS_COLORS="<ファイルタイプ>=<値>:<ファイルタイプ>=<値>"「;」で一度に複数の効果を設定できます
export LS_COLORS="<ファイルタイプ>=<値>;<値>;<値>:<ファイルタイプ>;<値>;<値>"ファイルタイプは次から選択できます
| ファイルタイプ | 説明 |
|---|---|
| no | デフォルト |
| fi | ファイル |
| di | ディレクトリ |
| ln | シンボリックリンク |
| ex | 実行可能ファイル |
| ow | 誰でも(other user)書き込み可能ディレクトリ |
| *.<拡張子> | 自由な拡張子に色づける(例:*.bmp=91) |
色の効果を設定します
| 値 | 効果 |
|---|---|
| 00 | デフォルト |
| 01 | 明るくする |
| 04 | 下線を付ける |
文字の色を設定します
| 値 | 文字色 |
|---|---|
| 30 | 黒 |
| 31 | 赤 |
| 32 | 緑 |
| 33 | オレンジ |
| 34 | 青 |
| 35 | 紫 |
| 36 | 水色 |
| 37 | グレー |
| 90 | 暗いグレー |
| 91 | 明るい赤 |
| 92 | 明るい緑 |
| 93 | 黄色 |
| 94 | 明るい青 |
| 95 | 明るい紫 |
| 96 | ターコイズ |
| 97 | 白 |
背景色を設定します
| 値 | 背景色 |
|---|---|
| 40 | 黒 |
| 41 | 赤 |
| 42 | 緑 |
| 43 | オレンジ |
| 44 | 青 |
| 45 | 紫 |
| 46 | 水色 |
| 47 | グレー |
| 100 | 暗いグレー |
| 101 | 明るい赤 |
| 102 | 明るい緑 |
| 103 | 黄色 |
| 104 | 明るい青 |
| 105 | 明るい紫 |
| 106 | ターコイズ |
| 107 | 白 |
実際に試してみる
では、実際に試してみましょう
デフォルト = 緑(32)
ファイル = 赤(31)
ディレクトリ = 水色(36)
シンボリックリンク = 白(97)
実行可能ファイル = 紫(35)
誰でも書き込み可能ファイル = 黄色(93)
拡張子が.jpegのファイル = 下線を付ける(04)
に設定してみます
export LS_COLORS="no=32:fi=31:di=36:ln=97:ex=35:ow=93:*.jpeg=04"実行結果です

まとめ
基本的にはデフォルトの色設定が見やすいのでそれをベースにちょい変するとよいと思います


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