
田中太郎
質権と抵当権の違いは何か自分なりに調べてみました。
はじめに
担保を設定してお金を借りる方法には2種類あります。
質権(しちけん)と抵当権(ていとうけん)です。
予備知識
- 債権者:お金を貸した人(お金を返してもらう権利がある)
- 債務者:お金を借りる人(お金を返す義務がある)
- 担保 :お金を借りるとき、「モノ」を相手に渡す。お金を返済できないとき、「モノ」を売って返済に充てる。
質権

お金を借りる人(債務者)は、担保になるものを、お金を貸す人(債権者)に渡す。債権者は担保が不動産だと、その不動産の収益を得られるが、管理費等を払う必要がある。利息をつけられない。
抵当権

お金を借りる人(債務者)は、担保になるものを、お金を貸す人(債権者)に渡さない。その代わりに、利息を付けることができる。
たとえば
高価な時計はバッグなどは一時的になくなっても困らないので、質権でお金を貸します。
しかし、不動産の場合は、その土地に債務者が住んでいる場合、債権者に渡してしまうと住む場所がなくなってしまいます。
そこで抵当権を使います。抵当権は相手に渡さずに担保にできるので、その土地に住み続けることができます。
しかし、借金を返済できないと、どちらの場合も売りに出されてしまう点では同じです。